ぼくのスピリチュアル物語 43 「計画」


U^.^U黒住さんの計画は、地上に霊的真理を伝えること。
Yさんはそのメディア(媒体)として選ばれた。黒住さんとYさんは過去世で苦楽をともにした同志だったらしいが、今世の二人はそれほどの深い関わりではない。黒住さんにとってYさんは面識のない妻の知り合いであり、Yさんにとって黒住さんは、かつての信仰仲間のご主人。しかし、言葉を交わすこともなかった二人は、実は霊的に強い繋がりがあったのである。

(「黒住さんからの霊界通信、26通め(1995.8.5)」より)
《友よ、私を忘れてほしくないのは私からの願いでもある。伝え得る者はあなたより外には居ない。天界にありて実に精妙にすべての波動をキャッチすることができる。あなたから流れ出る波動は正に私の波動である。
友よ、真実の友たりしことを忘るな。そうした仲であることを。私の涙はあなたの涙であり、あなたの涙は私の涙でもある。糸はまっすぐに引かれているのだ》(以上)

(静さんの「註」より)
「受信者Yさんはある一つの過去世において、黒住と共に真理を伝え広めていた非常に親しい友人の仲であったことを、Yさん個人宛の通信で知らされました。そういう御縁があったからこそ、糸は真直ぐに引かれていて、このように通信を流すことになったのだと言っているのだと思います」(以上)

U^.^U黒住さんは、肉体を脱ぎ捨て移行した瞬間から、過去世の記憶が戻り、Yさんの存在、能力を頼りに地上への通信を開始した。黒住さんからの通信内容を繋ぎ合わせると、どうやらその背後には、前世、今世、来世と長いスパンで横たわる霊界主導の計画があるらしい。

(「黒住さんからの霊界通信、26通め(1995.8.5)」より)
《あなたが教会に行き、そしてあの信と愛と希の下の文字に目を落とし、パイプオルガンの音に全身を浸し、そして祭壇を眺め、マリアの像に見入った。そして脚下のイエスのデスマスクにあなたは驚いた。それも繋がる計画の中にあったのである。
あなたは不可思議なる記憶の信仰の世界に心の足をふみ入れ、そしてその記憶をたぐった。あなたはあなた本来の働きを漠然と知り、漠然としながらも自覚し歩んでいるのである。
友よ、窓外の烈日の森閑としたその真夏の日差しを眺めつつも、あなたはやはり、あなた本来の使命を手探りはじめている》(以上)

(静さんの「註」より)
「彼女自身、現在既存の宗教を全面的に信じているわけではないけれど、昔の記憶を辿らされる意味で、自然と教会に足が向いたのではないかと思います。
さて、今あなたは、昔の記憶の世界に心の足をふみ入れ、その記憶をたぐり、漠然とではあってもあなた本来の使命を自覚して手探りはじめている」(以上)

U^.^U何のために生まれてきたか自覚しなくとも、それを知っている魂の導きで、ぼくたちは何かしらその方向に興味をもったり、理由なく惹かれていっているのかもしれない。だから、自分の中のセンサーがキャッチしたと感じた時を逃さず、素直に、恐れず惹かれるものに歩み寄っていけばいいのかもしれない。自分を信じるとはそういうことかも。

(「黒住さんからの霊界通信、26通め(1995.8.5)」より)
《友よ、天の経綸(=国家の秩序をととのえ治めること)のすばらしい中に入り、感覚の中に生きる友よ、友情を知ってほしい、常に応援して止まない。それは天の真実を知らせようとする、天に忠実に生きた私の当然の止むことなき誠意の働きなのである。苦しく損な犠牲者が出るようなあり方であってはならないし、私の望むところではない。
あなたが伝えることによって、あなたが犠牲者になったなどというナンセンスなことが出るべき事ではないのである。どうか私の誠実を知ってほしい。
友よ、随時伝え、随時働く私を信じてほしい、あなたの大事な御主人の様に、私もまた裏切らざる光の友として真実の心を知ってもらいたいのである》(以上)

(静さんの「註」より)
「受信するに当たっては人の無理解や、誤解、中傷、また家族への配慮、心の葛藤などなどあるだろうが、しかし、あなたが伝えることであなた自身が苦しんで犠牲になるなどという馬鹿げたことがあってはならない。私もこちらから誠心誠意応援するから頑張ってほしい。かつて友であった私を信じてほしいと心から訴えているようです」(以上)

U^.^U時空を超えて強くつながった魂、そんな心強い同志がぼくにもいるのだろうか。食卓の家族の顔をひとりひとり眺め、職場で会議をしながらひとりひとり眺めてみるが、誰がそうなのかわからない。ぼくのソウルメイトよ、いまどこに…

(「黒住さんからの霊界通信、26通め(1995.8.5)」より)
《天に在りてこの界の働きのすばらしさ。周到にして確かに網の目も漏らさない。それは自然天然の摂理である。天界とはそうしたものである。
信じて、確かに、神人合一の道を歩んでほしい》(以上)

(静さんの「註」より)
「天界は実に周到に、確かに、網の目も漏らさぬような完璧さで天の意思が行き届いたすばらしい愛の世界である。そのことを信じ、何時の日か天界に迎え入れられるのであるから、希望を持って神人合一(内なる神性を開発し、小我を超えて内在の大我=神聖意識に合一すること)の道を歩んでほしいと、Yさんを励ましている心のこもった通信だと思いました」(以上)

U^.^U神人合一ね、了解、ごちゃごちゃ考えずに今日という日を精一杯生きまっしょ!

(つづく)



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