御質問 1〜10


■御質問内容目次(下記をクリックすると、各項目に素早く移動出来ます。)

1 「魂」の意味 2 霊能力の獲得(ヒーリング) 3 夢 4 時間は速くなっているのか? 5 あの世の時間 6 肉食の問題 7 あの世の生活 8 虫の摂取 9 ミツバチ 10 肉食者の精神性


1

■御質問

疑問点がありましたので送信させていただきます

物質とは?の中に「精神(魂)が実在しているのです」とありましたが
精神と魂(霊)は別物だと思うのですが
精神(心)ではないでしょうか?



■生人不知

この度は御質問を頂き、ありがとうございます。

こちらの疑問点の御説明に関しましては、まずは以下のページを御覧下さい。



紛らわしい言葉
http://www.reitekifurusato.net/m/18/20091121.html



こちらのページにありますように、「魂」や「霊」という言葉は、「同じ言葉に複数の意味」がある為に、とても紛らわしい言葉です。

御質問者さんは「魂」の意味を、1〜3の中の



3. 「霊」(生命エネルギー) (霊的エネルギー)



の意味、つまり「魂」と「霊」を同じ意味で使用されているようですが、私は「魂」という言葉は



1. 「精神」、「思考」、「本能」、「心」などの「霊の心」



の、1の意味でのみ使用する事を推奨しています。

ですので、この場合、「精神」と「心」と「魂」は、全く同じ意味なのです。



【追伸】

■こちらの御質問を頂いた後、解りやすいように、「物質とは?」のページに、以下の文章を追記いたしました。



> 肉体(霊体含む)ではない、本当のあなたである精神、思考、心の事を、魂(霊の心)と言います。

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2

■御質問

悪意を持って近付いてくる人を事前に判断出来るようになる為、オーラが見えるようになりたいんですが、なにかいいアドバイスはありますか。



■生人不知

私は、霊能力はそれを「目的」として努力するのではなく、日常的な利他行為をする事によって、結果的に「自然と身につく」のを待つべきだという考えです。

地上の人間は皆、人格の修養以上の霊能力がついてしまうと、それを利己的な方向、間違った方向にも使用してしまう可能性があるからです。

逆に言えば、どんな人でも日常的な利他行為を続けていれば、たとえ本人が全く望まなくとも、自然と高い霊能力が身についてしまうのです。



具体的な例としては、「マザー・テレサ」がそうです。

彼女は日常的な利他行為により、結果的に高いヒーリング能力を得ていましたが、それを公表すると自分の本来の役目に支障が出る為、ずっと隠していました。

そして、その能力を使用する場合でも、

「この事は、決して誰にも話してはいけませんよ」

と念を押しつつ使用し、ヒーリングを受けた人は、マザーが患部に手をかざすだけで、あらゆる病気が一瞬で治ってしまったといいます。



しかし、世の中には無償の奉仕活動として、心霊治療家(ヒーラー)になりたいが為に、霊能力を身につけたい、霊能力を身につける事「自体」が直接利他行為に繋がるという方もいらっしゃる事と思います。

その場合ももちろん日常的な利他行為の方が重要なのですが、効果的に霊能力を身につける方法は、確かにあるとは思います。

まず、気功やレイキといった方法では、通常は「サイキック・ヒーリング」のレベルまでしか能力は身につきませんので、私はお勧めいたしません。

やはりやる以上は、霊界の「霊医」の道具となれる、高い治癒能力を使用出来る「スピリチュアル・ヒーリング」の習得を目指すべきだと思います。



詳しくはこちらを御覧下さい。
http://homepage2.nifty.com/sph/sph-hm/chapter5/c5-3.html



私がお勧めする方法は、偉大なスピリチュアル・ヒーラー「ダスカロス」の提唱するエクササイズです。

詳しくは、「エソテリック・プラクティス」「エソテリック・ティーチング」「光界への門」等の本を御覧下さい。

また、「高額なお金」を支払って行なうセミナーやワークショップは、それ自体が「教える側の利己的な行為」の為、私は一切お勧めしませんし、こういったものから高い教えを得られる事はありません。

正しい本から学べば、お金も本代だけで済みますし、私はそれが一番良い方法だと思っています。(ただし、これらの本に書かれている方法はあくまでも一つのやり方であって、絶対的な方法ではありません。 つまり、この方法で無ければ「スピリチュアル・ヒーラー」にはなれないなどという事は絶対にありません。)



【追伸】

■ヒーリングを人に教える場合も、治療する場合も、「霊医」達は皆さん無償で治癒エネルギーを送って下さっている訳ですから、私はそれで人からお金を貰う事も反対ならば、人にお金を払う事も反対です。

治癒エネルギー等の全ての霊的エネルギーは「愛」そのものなのですから、それでお金を貰う、払うという事は、



愛をお金で売る、買う



という事になってしまうからです。

高い世界にいる「霊医」達は、お金を貰っている「利己的」なヒーラーよりも、無償で治療を行なっている「利他的」なヒーラーに力を貸しますので、人からお金を貰っている限り、高い世界の「霊医」達の協力を得る事は絶対に出来ないのです。(ダスカロスは生涯、只の一度もお金を貰った事は無かったそうです。)



■私は別に、ヒーリングでお金を得る行為を批判している訳では無く、無償でやるともっと治癒力を上げる事が出来ると言っているだけですので、現状で満足している方は、別にそのままで良いと思います。

ただ、お金を貰う場合も、故「山村幸夫」(やまむら ゆきお)氏のように、代金は「無料」にして、自分からの報酬の要求はしないが、その代わり「御喜捨」は受けるという形にした方が、直接報酬を要求する形よりは、「霊医」の協力は受けやすくなるのではないかとは思います。

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3

■御質問

くだらない質問で本当に申し訳ないんですが、普通の時間に寝られない場合は、まったく、幽界には行けなくなってしまいますか?



■生人不知

この「普通の時間」というのは「日本時間の夜」の事を言っているのだと思いますが、もちろん徹夜して昼間寝た場合でも、1時間程度の昼寝をした場合でも、寝ていれば「幽体」は幽体離脱して「幽界」に行っています。

夢の内容が「前の日の出来事」等の主観的な記憶の場合は幽界下層のあなたのインナースペースにいた時、他の人と遊んでいる等の客観的な記憶の場合は幽界上層で他の霊と過ごしていた時の物ですので、どちらの場合でも「幽界」に移動した事には変わりはありません。



■御質問

霊的な夢とそうでない潜在意識などからみる夢があると認識していたのですが、夢はすべて幽界での出来事であるとうことなんでしょうか。

覚えている夢というのはどうも、起きる間際に見ていた夢のような気がします。

前の日の出来事は主観的で、ほかの人と遊んでいる夢は客観的・・・この違いが今一理解できずにいます。
潜在意識にあったなぁというような夢は主観的ということですか?

最近は、ものすごくたくさんの人が出てくるけど、ものすごく、現実的で、日常的で、過去に実際に起きたことではないけれど、違和感のない平凡な夢をよく覚えています。
ストーリー性があるというか・・・そういえば、子供のころの方がすとーんとどこかへ話がとぶようなおかしな夢や非現実的な夢の記憶が多かったような気もします。

それと、寝る間際に考えていたことを夢に見ることもあるような気もします。



■生人不知

> 霊的な夢とそうでない潜在意識などからみる夢があると認識していたのですが、夢はすべて幽界での出来事であるとうことなんでしょうか。

どうして夢の中は、例えあなたの部屋が真っ暗だったとしても「明るい」のでしょうか?

それは、あなたの幽体の周りに「幽界の光」が当たっているからこそ「明るい」のです。

つまり、あなたが「幽界」にいない限り、夢を見る事は絶対に「不可能」なのです。

> 覚えている夢というのはどうも、起きる間際に見ていた夢のような気がします。

起きる直前は幽体の物質周波数が徐々に遅くなってくるので、記憶に残りやすいという傾向は、確かにあると思います。

> 前の日の出来事は主観的で、ほかの人と遊んでいる夢は客観的・・・この違いが今一理解できずにいます。

「主観的」というのは、本人のみが知覚している世界という意味で、ここの周りの人達はビデオに録画された人達のような物、「客観的」というのは、地上と同じくあなたの周りの人達も全て実在する人達という意味です。

幽界最下層の「地獄」には、自殺した霊などが行く本人しか存在しない「孤地獄」という世界がありますが、これも一種の「主観的」な世界です。



■御質問

幽界にいない限り夢を見ないとなると、なんだか、とても楽しい気がしてきます。

ひとつひとつの夢が、、、大切に思えるし。

私は逆にとらえていたのですが、実在する人物が普通に出てくる夢の方が客観的なんですね。
そういう夢の方が圧倒的に多いのです。

ただ、関係性がバラバラになっていたり、たまにぽつんと知らない人がいたりしますが。

それと、一度だけ(一度しかないんかいっ(^^ゞ)確実になにかお知らせだと思われるような夢を見たときには、私もその人も空間をスーッとすべるように移動していたような感じで、すれ違いざまに、ものすごくあわてて、聞きなおした記憶があります。その時の相手は、なんだか、優しい細身の女性でまったく知らない人でした。でも、お知らせのはずなのに、いったいどうしたらいいのかがはっきりわからないままです。



■生人不知

実在する人と言うのは、「本当にそこにいる人」という意味ですので、必ずしも「知っている人」という意味ではありません。

つまり、「客観的な世界」で「知っている人」に会った場合は、その人も寝ていて「幽界」で会っている場合。(まあ実際に会っていても、相手がその事を覚えている事はまず無いと思いますが)

それに対し、「客観的な世界」で「知らない人」に会っている場合は、守護霊や類魂、前世の友達や、たまたま通りがかった人達等(霊や生霊の人達)という事です。

なお、「知っている人」と会話をしていたとしても、そこが必ずしも「客観的な世界」という訳ではありませんので、そこは誤解の無いようお願いいたします。

「主観的な世界」は立体映像のゲームのような世界ですので、ゲームの中の人々と会話が出来るように、あなたの記憶の中の人々とも会話は可能なのです。

なお、自分が今会話してるのが幽体離脱した本人なのか、魂の入っていない触れる立体映像なのかは、あなたの霊レベルが上がれば、簡単に判断が出来るようになります。



■御質問

なんでもかんでも、霊と結び付けるのがよくないようなことをよく耳にしていたせいか、どうも、すべての夢が幽界での出来事というのに納得がいかない自分がいるのです。

潜在意識下にある考えみたいなものが作り上げる種類の夢もあるとずーっと思っていて、たぶん私のようにあまり霊感も感じず、霊格も低いであろうタイプの人は、きっと、そんな霊と関係のない夢のほうが多いのではないかとずっと思ってきました。

で、今回、見る夢すべてが幽界または霊界での出来事と聞いてうれしく思っています。

まだ、半信半疑ではありますが・・・

私は犬と一緒に寝ています。かなりでかいグレートデンという犬種です。対人間との関係よりも犬との関係の中で、やっと霊的なものに関心をもてるようになりました。

その犬が見ている夢もやはり霊界での出来事ですか?よく夢を見て、吠えたり、走ったりするので、また、楽しくなって、聞いてみたくなりました。

よろしくお願いします。



■生人不知

> 潜在意識下にある考えみたいなものが作り上げる種類の夢もあるとずーっと思っていて

私が「主観的な世界の夢」と言っているのは、正にその「潜在意識下にある考えみたいなものが作り上げる種類の夢」の事を言っているのです。

人間の「思考」は全て「実態」があり、「幽界」ではあなたが考えた全ての「思考」は「物質」として存在しているのです。

犬が出てくる夢というのも2種類あり、「潜在意識下にある犬が幽界で物質化した種類の夢(主観的)」と、「幽界で本物の犬が幽体離脱して側にいる夢(客観的)」がありますが、「目を瞑っていても犬が見えている」という事実そのものが、自分が今「物質界」よりも物質周波数の高い世界にいる、つまり「幽界」にいるという何よりの証拠になっているのです。



次に御質問の件ですが、



「幽界で本物の犬が幽体離脱して側にいる夢(客観的)」



この場合、側にいる犬も当然夢を見ています。

犬などの動物の体も「肉体」と「幽体」の二重構造で出来ていますので、動物も寝ている間は幽体離脱して「幽界」に居ますし、「主観的」な夢も「客観的」な夢も見ていると思います。

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4

■御質問

現実的な質問で恐縮です・・・よく聞く話で以前に比べ時間が速くなっているというのはアセンションの影響でしょうか?
それとも単に 子供の頃の一日と大人の一日の時間の過ごし方が違うということでしょうか?



■生人不知

一言で言えば、時間は速くなっていません。

私は、「時間はどんどん速くなっていき、西暦2012年になると無くなる」という、今ニューエイジャーの一部が支持している「タイムウェーブ・ゼロ理論」は、明らかに間違っていると思っています。(まあ、この理論の提唱者である「テレンス・マッケナ」氏自身が、そもそもニューエイジャーな訳ですが…)

確かに生物の進化するスピードは進化のレベルに伴なって速くなりますし、思考スピードの方もどんどん速くなってはいきますが、思考スピードが速くなると、時間は速く感じるのではなく、むしろ遅く感じるのです。(これはあくまで「感じる」であって、時間自体は速くも遅くもなっていません。)

また、進化がいくら進んでも、進化には終わりが無い以上、「無限の思考スピード」つまり「ゼロの時間」に到達する事は、絶対に不可能なのです。

なお、あなたが子供の頃より今の方が時間の経過を速く感じるのは、単に脳の思考スピードが子供の時より遅くなっているからだと思います。

老化と共に脳の考えるスピードはどんどん遅くなっていきますので、その分時間が速く過ぎているように感じられる訳です。(脳の老化は20代にはもう始まっていると言われています。)

とは言っても、老化とは霊界に旅立つ準備が整いつつある事なのですから、それは決して悪い事では無いのです。



【追伸】

■「タイムウェーブ・ゼロ理論」は、私は人間が自己中心的に考えた理論だと思っています。

なぜならば、そこにはこれから人間になるべく修行をしている犬や猫などの動物の魂の事も考えていなければ、遠い宇宙には今やっと単細胞生物や恐竜レベルの生物が現れたばかりの惑星もあるはずなのに、逆に地球よりも遥かに進化した人達の住む星もあるはずなのに、その事も全く無視し、あくまでも宇宙の片隅の辺鄙な一惑星の種族でしかない「地球人」の思考レベルの進化だけで、全宇宙の「時間」を捉えている理論だからです。

ですのでこの理論も、私は現代の間違った「天動説」の一つであると考えています。

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5

■御質問

シルバー・バーチの霊訓五巻47ページ48ページのところで、理解出来ず止まっています。
「こちらには「時間」というものがない。
まわりの出来事との関連によって成長と進化を意識していくので・・・と、夢を見ている間も出来事の関連が普通とは変化しています。肉体につながれたいる時よりも出来事が速く経過するのはそのためです。
時間の経過はないと云うことと時間というのは出来ごととの関連における地球独自の尺度にすぎません」。
益々、混乱してしまっております。



■生人不知

この問題は、「あなたが『夢』を見ている間、実際には何が起こっているのか?」ページの「追伸」でも書きましたが、「時間」についてなかなか正しい認識が出来ない理由の1つに、同じ「時間」という言葉を、複数の意味で使用しているという問題があります。



あなたが「夢」を見ている間、実際には何が起こっているのか?
http://www.reitekifurusato.net/m/18/20091115.html



御指摘の文章内でシルバーバーチは、「物質界の時間」の事を、「客観的な時間経過」の意味、つまり私の言う「大霊のメトロノーム」の意味で使用しているのです。

「あの世」には、「客観的な時間経過」という意味での「時間」は無いが、「意識活動をしている状態」の事を「時間」と呼ぶのであれば、「あの世」にも「時間」はあるという事になるのです。

その事を述べた文章が「シルバーバーチ最後の啓示」の中にありますので、以下に掲載をさせて頂きます。



「私たちの世界の太陽は昇ったり沈んだりしませんから、夜と昼の区別はありません。したがってそれを基準にした時間はありませんが、物事が発生し進行するのに要する時間はあります。私も本日この場所へやってまいりました。それには時間が掛かりました」

「シルバーバーチ最後の啓示」 P183より



と、この文章内でシルバーバーチは、この場合の「時間」を、「地球の自転」などの「大霊のメトロノーム」の意味以外の意味、つまり「物事が発生し進行するのに要する時間」という、私の言う「意識活動をしている状態」の事も「時間」と呼び、尚且つこの意味での「時間」であれば、「あの世にも時間はある」と、ハッキリ言っている訳です。



まあでも、この問題は物質界での「霊的成長」にはあまり関係の無い問題ですので、焦らずにじっくりと考えて頂ければ良いのではないかと思います。



■御質問

難しいことはよくわからないので、そういう問題は博学の方々にお任せしまして、学びを 日常生活の中に活かし、霊的真理に適った生き方を信条として生きます。



■生人不知

「あの世」の「時間」に関しましては、亡くなって向こうに行けば、イヤでも体感する事になる訳ですから、今はそれで十分だと思います。

それよりも、今は日々の利他行為や基本的な「霊的真理」の普及活動の方が遥かに重要な事なのですから、そちらの方を頑張って頂ければ良いのではないかと思います。

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6

■御質問

動物が肉食として食になるために苦痛を伴い虐殺されてることについて大変痛ましく思っています。同時に私個人として私がベジタリアンになるだけでは世界は変わらず、動物達の苦しみも変わらないとの無力感も感じています。

世界中の人々がベジタリアンになることは可能なのでしょうか?もし政府が今肉食を禁ずるような法案を出したら、日本経済は大打撃を受け即破綻でしょう。それは現実的ではないと思うのです。ですからせめてもの願いとしては動物達を食肉にするときに安楽死をさせて欲しいと思います。安楽死をさせるには薬物か麻酔が必要になると思うのですがそれらを使用し加工された食肉は人体に影響がでてしまうと思うので、人体に害がない動物を安楽死させる薬はないでしょうか。またないなら研究し、作るべきだと思うのです。一時しのぎの考えですが動物達の苦しみに綺麗事など言ってられません。現実的で兼迅速な妥協策ではないでしょうか。



■生人不知

今すぐ、日本人全てがヴィーガン(動物肉だけでは無く、魚介類、甲殻類、卵、牛乳、乳製品、蜂蜜も食べないベジタリアンの事)になる事はもちろん非現実的ですが、私は「ミートフリーマンデー」(ポール・マッカートニーやオノ・ヨーコ、現アメリカ大統領のオバマ夫人等が推奨している月曜日だけは肉食をしない習慣の事)の日本での普及活動をする事が、まずは現実的な対策なのではないかと考えています。

私は遠い未来においては、全ての人類がヴィーガンになる事は既に決まっている事であると見ていますが、その時期を早めるのも遅らすのも、全て私達次第である事は言うまでもありません。

私は来年(この文章は2010年10月に書かれたものです。)、「実践」に特化した「霊的真理」コミュニティというのをmixi内に作る計画を立てていますが、もし御質問者さんがmixiに入会されているようでしたら、こちらへの御参加もお考え頂ければと思います。(コミュ内に、「ミートフリーマンデー普及トピック」も作成する予定です。)

なお、御質問者さんがmixiに入会されていない場合は、同様の内容のサイトを外部にも作成する予定ですので、そちらでの御参加も可能となります。



【追伸】

mixiの「霊的真理」コミュニティと、mixiページ「霊的真理」の御案内です。

・mixiに入会されている方は、こちらのコミュニティへの御参加をお願いいたします。

「霊的真理」コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5409450

・mixiに入会されていない方や、mixiに入会していても外部でも活動をしたいという方は、外部からも閲覧や参加が出来るmixiページ「霊的真理」のフォローをお願いいたします。

mixiページ「霊的真理」
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=148451

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7

■御質問

疑問があります。

霊になってからの感覚は、肉体人間であった時とは比較にならないくらい鋭くなるとは、私も聞き知っていましたが、小桜姫物語では、夫との再会で、相手に触れてもがさがさとした感触で味気ないと書かれてありましたし、宜保愛子さんの著書でも、霊界では、ぼーっとした感じでこの世に生まれる瞬間からの感覚がハッキリとすると書かれてあったのですが、自分ではどのように理解したらよいのか分かりません。

その辺りを含めた霊界での生活について、さらに詳しくご解説いただければ、ありがたく存じます。



■生人不知

まず、あの世に行って感覚が鋭くなるのは、成仏する事により魂の意識レベルが上がるからであって、決して肉体に比べて幽体の感覚器官の量(触覚や痛覚等の受容細胞の量)が増えるからではありません。

それはつまり、同じ痛みでも、意識が朦朧としている時よりも意識がハッキリとしている時の方が、痛みを強く感じるのと同じ理由です。

次に「小桜姫物語」の件ですが、これは基本的には、本人がリアルな肉体的感覚が既に必要無いと思っているからこそ、味気ない体となっている訳です。(地獄ではそれが罰の役割にもなっています。)

あの世は精神の世界であり、自分の思考(実在)が体(幻)を作り出している世界なのですから、まだ未熟で死んだ事にさえ気付いていない霊は、当然肉体をまだ持っているものと思い込んでいる為に、食事もすれば排泄もするし、幽体を切れば痛みも感じて血も出るし、内臓も全て存在する訳です。

しかし、霊的に進化して徐々に「あの世ではその様なリアルな体は必要の無い物である」という事を理解し始めると、徐々に食事も排泄もしなくなり、内臓も少しずつ消えて行き、痛みも感じないハリボテの様な体表面だけの体になり、やがて「あの世では自分を表現する為の体すら必要の無い物である」という事を悟れる段階にまで進化すると、形態も無くなり、純粋な意識のみ(実在のみ)の存在になっていく訳です。

それと、宜保愛子さんの著書の件ですが、

> ぼーっとした感じでこの世に生まれる瞬間からの感覚がハッキリとする

これはあの世での生活の様子というよりは、人が死んだ直後の様子を述べたものだと思います。

あの世で意識の混濁(ぼーっとした状態)が起こるのは、その人が今いる界層の物質周波数と体の物質周波数とが合っていない為に起こる現象であり、体の物質周波数が徐々にその界層の物質周波数に適応して来ると、意識の混濁は無くなりハッキリとしてきます。(なお、このぼーっとした状態は、進化して新しく高い界層へと入っていく度に起こる現象です。)

「この世に生まれる瞬間からの感覚がハッキリとする」というのは、地上人生での修行の成果、つまり人生テストの答え合わせをしている状態の事であり、その人の行いにより自分自身で死後の行き先(天国に行くか地獄に行くか)を決める為に行なう人生の総点検をしている状態の事を言っているのだと思います。



なお、「小桜姫物語」は、自然霊の分霊である小桜姫が特別な使命を持って地上に誕生し、死後地上で神社に祀られるまでの霊界での生活を描いた作品ですので、私達一般の人霊の死後の世界を知る為には、あまり参考にはなりません。

一般の人霊の死後の世界については、A. ファーニス著の「スピリットランド」やJ.S.M. ワード著の「死後の世界」といった本を読む方が、参考になるのではないかと思います。

「スピリットランド」はすでに絶版になっていますが、「誰も書けなかった死後世界地図」という本のV巻が、「スピリットランド」と同じ内容になっています。

誰も書けなかった死後世界地図V 完結編
http://www.amazon.co.jp/dp/4877950826/

「誰も書けなかった死後世界地図」のT巻とU巻はV巻の内容を使用した死後世界の解説となっていますので、V巻だけ読めば「スピリットランド」の内容は理解出来ます。

死後の世界
http://www.amazon.co.jp/dp/4806312568/

「死後の世界」はこの浅野和三郎訳版の他に、桑原啓善氏による現代語訳版も出ていますが、桑原啓善氏のものは内容がかなり省略されてしまっていますので、私は浅野和三郎訳版の方を御覧になる事をお薦めいたします。

浅野和三郎訳版は文体は古いですが、漢字全てにルビも振ってありますし、他の浅野和三郎の書籍に比べれば、現代人にも比較的読みやすい文章になっていますので、お薦めです。

※ただし、「死後の世界」の中で使用されている「幽体」という言葉は、一般的な意味ではなく、「ダブル」(複体)(肉体と幽体を繋ぐ幽質結合体)の意味で使用されているようですので、閲覧の際は混乱しないよう御注意下さい。

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8

■御質問

はじめまして、僕は最近このサイトを知り勉強をさせていただいています。
どうしてもわからない事がありご見解をお聞きしたいと思う事があります。
それは食についてです。
近々の将来地球規模での食糧危機になりそれ以降の食糧として虫類を摂取する事になるのではとの話をどこかで聞きました。
もしそうなると仮定した場合に虫類の摂取とは負のカルマを生む事になるのでしょうか?
草とヒヨコのお話は非常にわかりやすく理解できましたがふと虫類について疑問に思ってしまいました。



■生人不知

こちらは、現在(2011年5月現在)ブログの方で連載している「食について」に関する御質問ですので、そちらをまだ読まれていない方は、まずは先にそちらのブログを御覧頂きますよう、お願いいたします。

食について(1) はじめに
http://blog.goo.ne.jp/reitekifurusato/e/51117ae816613192c0f38d8cb452cbc8

虫につきましては、「その先にある真実」として掲載予定の「カルマ表」にて書こうと思っていたのですが、虫についても基本的に考え方は同じであり、草を踏んだ時より虫を踏んだ時の方が「何かイヤなカンジがした」のであれば、そのイヤなカンジがどのような理由であれ、植物との違いを感じている以上、進化した哺乳類や鳥類等の動物程ではないですが、やはりそれなりの負のカルマは発生する事になります。

しかし、そもそも食糧危機で虫を食べなければいけなくなるというのは、植物だけでは十分なたんぱく質は摂取出来ないという「間違った栄養学」(たんぱく質神話)に基づくものであり、植物だけで十分な栄養が摂取出来る事が既に科学的に証明されている以上、わざわざ虫を食べる必要は全く無いのです。

その上環境面を考えてみても、植物を食べた虫を食べるより、植物をそのまま食べた方が環境に良い事は明らかですので、環境面でも虫を食べた方が負のカルマは多く発生する事になります。

なお、植物を食べても「生命を奪う」という意味での負のカルマ自体は発生しますが、自分の「生命を維持する為」という正のカルマがその負のカルマを上回る為に、トータルでは植物を食べる事は正のカルマになるという事であり、その正負の境界線が虫等の原始的な動物と植物の間にあるという事なのですが、この件につきまして詳しくは、これから掲載予定の「カルマ表」を御覧下さい。

※植物を食べても「生命を奪う」という意味での負のカルマ自体は発生しますので、「スピリチュアリズム普及会」(旧 心の道場)さんの主張する、「植物を食料にしても何の問題も無い」という見解は、私は明らかに間違っていると思っています。

※なぜ、原始的な動物と植物の間にカルマの境界線を引いたのかは、あらゆる動物性食品は病気を進行させ、あらゆる植物性食品は病気を改善する傾向にある事がT・コリン・キャンベル博士の実験で科学的に証明されていますので、トータルのカルマの正負もその間が境界線となると考えるのが妥当だからです。



【追伸】

■ブログの「食について(18) その先にある真実」の中に「カルマ表」を掲載いたしましたが、「カルマ表」の内容を正しく御理解頂く為にも、ブログは必ず「食について(1) はじめに」から順番に御覧頂きますよう、お願いいたします。

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9

■御質問

ふとハチミツについて検索したら、ハチミツは動物性食品ではなく植物性だという説明が出てきました。蜂の体内を通したものではない、ということです。ヴィーガンになってからハチミツも摂っていませんが、もしかしたらハチミツはOKなんですか??

でもミルクが牛の赤ちゃんのためのものであるのと同じく、ハチミツも蜂たちのための食品である、という意味で、ヴィーガンはハチミツを摂らない、ということでしょうか?それならわかりますが。



■生人不知

こちらも「霊的故郷ブログ」にて掲載いたしました「食について」に関する御質問です。

> ふとハチミツについて検索したら、ハチミツは動物性食品ではなく植物性だという説明が出てきました。蜂の体内を通したものではない、ということです。ヴィーガンになってからハチミツも摂っていませんが、もしかしたらハチミツはOKなんですか??

確かにハチミツは蜂の体内を通過したものではないですが、ハチミツの中には蜂の唾液や分泌物も沢山含まれていますので、「植物性」というのが100%の植物性食品であるという意味で言ってるのであれば、それは明らかな間違いです。(植物の部分が多いという意味であれば、確かにその通りですが…)

なお、ハチミツに入っている蜂の分泌物の中で一番多いものは「蜜ロウ」です。

蜂の巣の材料である蜜ロウは蜂が体内で作ったものですが、この蜜ロウはハチミツが巣に蓄えられている間にハチミツの中に多く混入していきます。

つまりハチミツは、「動物の成分が入っている食品」という事です。

> でもミルクが牛の赤ちゃんのためのものであるのと同じく、ハチミツも蜂たちのための食品である、という意味で、ヴィーガンはハチミツを摂らない、ということでしょうか?それならわかりますが。

ヴィーガンの定義から言えば、仮にハチミツが100%の植物性食品だったとしても、それは蜂が自分達の食料として集めたものである以上、ハチミツを人間が奪って食べれば、やはりヴィーガンでは無くなると思います。

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10

■御質問

「食について」で質問があります。

> ウシさんも農耕に使っていた物が死んだら、みなで食べていたそうです。
> ただ、量は間違いなく昔は少なかったはずです。ハレの日に食べるものだったのでしょう。
> それに、狩猟したものを主食にしているエスキモーやアサバスカンなどのネイティブたちが精神的に劣っているのかというと、まったくそんなことは無いと思います。
> なので、食べ物の問題ではなくて、ただただ精神性の問題かな〜と今は思っています。
> 彼らの狩りの儀式は、とても美しいと思います。
> 昔の日本の捕鯨も、きっとそんな感じだったかもしれませんね。

こういうことを言う人もいます。
エスキモーは肉を食べてるのに精神的に劣ってないではないかと・・・。

余談ですが、私の方は去年の7月から肉だけ食べないベジタリアンを初めましてこれが出来るようになったので、先月からヴィーガンの食生活を心掛けています。
しかし、かつおだしは色んなものに入っているので、避けきれなくて困っています。



■生人不知

> エスキモーは肉を食べてるのに精神的に劣ってないではないかと・・・。

人間の霊的成長(精神性)は、全ての数値が全く同じレベルで上がっていく訳ではありません。

したがって、肉を食べていても、物質欲が少ない等、他の部分の霊レベルの高い人達は世の中にいくらでもいると思いますが、その人達は動物に対する愛情という部分では、まだ精神性が十分に発達していないという事であり、他の部分の霊レベルが高いからといって、肉を食べても何の問題も無いという事にはならないのです。(ちなみにインディアンの中にも、肉食をする種族とヴィーガンの種族がいます。)

これを分かりやすく説明すると、いくら国語のテストが100点だったからといって、それにより理科のテストの赤点まで帳消しにされるという事は有り得ないという事です。

またこれとは逆に、よく「アドルフ・ヒトラー」は菜食主義者だったのにユダヤ人を殺しまくったのだから、菜食が精神的に優れている訳では無いという理屈を言う人もいますが、これも霊的成長を単純化した全くナンセンスな話であって、菜食をしていても他の部分の霊レベルの低い人達だって、世の中にはいくらでもいる訳です。

つまり、いくら社会のテストが赤点だったからといって、それにより理科のテストの100点まで帳消しにされるという事も有り得ない訳です。

※なお、上記の説明内での「菜食」とは、動物愛護や環境保護といった、「動機が霊的に利他的」な場合の菜食の話ですので、この説明には「動機が霊的に利己的」な場合の菜食(理科のテストでカンニングで100点を取るような場合)は含まれません。(そういう意味でも、単純な話では無いのです。)

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