紛らわしい言葉


人は、今までに無い「概念」を説明する際、通常以下の2つの方法を取ります。

それは、



・今までにある言葉を使って説明する場合

・全く新しい言葉を創作する場合



の2つです。

今までに無い「概念」を説明するのに、全く新しい言葉を創作した場合は良いのですが、今までに有る言葉で説明した場合は、各自がそれを説明する際、同じ言葉にそれぞれ「違った意味」を持たせてしまう為、それを読む側は混乱をきたす事になります。



そんな言葉の中に、「魂」という言葉があります。



元々がよく解らない物に対してつけた名前ですので、意味も曖昧なまま使用されていた為、それを説明する際、各自が「いろいろな意味」で使用してしまうのです。

「魂」の意味には、具体的には以下の「3つ」があります。



1. 「精神」、「思考」、「本能」、「心」などの「霊の心」

2. 「肉体」以外の体、すなわち、「幽体」、「霊体」、「神体」などの「霊の体」

3. 「霊」(生命エネルギー) (霊的エネルギー)



この混乱を解消する為に、私は「魂」という言葉は「1」の意味で「のみ」使用する事を推奨しています。



なお、この混乱が起こる原因の1つに、スピリチュアリズムの「三位一体」説があります。(キリスト教の「三位一体」説とは何の関係もありませんので、御注意下さい。)

「三位一体」説を説明する際によく使われる言葉に、「三位一体」とは、「体」、「心」、「魂」である、あるいは「肉体」、「精神」、「魂」であるという言い方がありますが、これは「魂」を「3」の意味で使用した言い方(あるいは「2」と「3」の意味を含めて使用した言い方)であり、私は誤解を招く表現であると考えています。

「魂」という言葉には、「霊」よりも「精神」、「思考」、「本能」、「心」といったイメージを持つ方が多いですし、通常使用されている「霊」という言葉には、明らかに「魂」とは別の「概念」を含んでいます。

「心の道場」さんでは、この「三位一体」を、



A. 「霊」  「心」「意識」(霊的意識・本能)  「身体」(霊体・肉体)



あるいは、「霊的要素」と「肉的要素」で分けた、



B. 「霊」  「霊的要素」(霊的意識・霊体)  「肉的要素」(本能・肉体)



の2種類の分け方で説明していますが、私はこの言葉を広く普及させる為にも、「A」を端的に表した、



「霊」  「魂」  「体」



という言い方に「統一」すべきではないかと考えています。

という訳で、皆さんももしよろしければ、スピリチュアリズムの「三位一体」説は、「霊」、「魂」、「体」という言い方で「統一」する事にいたしましょう。



※ここから先は、正しいイメージを持ってもらう為の物ですので、ハッキリと区別がついている方は読まなくても結構です。



「霊」、「魂」、「体」を正しく理解する為に、いくつか例を出して説明してみましょう。

まず、「三位一体」を「霊」を主体とした言い方で表現すると、



「霊」  「霊の心」  「霊の体」



となります。

「霊」とはエネルギーであり、「霊の心」とは、「精神」、「思考」、「本能」、「心」の事、「霊の体」とは、「肉体」、「幽体」、「霊体」、「神体」の事です。

これをコンピューターで例えると、「三位一体」は、



「霊」=「電気」  「魂」=「CPUの演算機能」  「体」=「パソコン本体」と「ディスプレイ」



という事になります。



【追伸】

■スピリチュアリズムの「三位一体」説を人に説明する場合、まずは、



「霊」  「魂」  「体」



という言い方を言い、次にその説明として、



「霊」  「霊の心」  「霊の体」



を言えば、相手にこちら側が「魂」という言葉を「霊の心」という意味で使用している事も同時に伝わりますので、一石二鳥なのではないかと思います。



■コンピューターの例えで重要な部分は、「魂」はあくまでも、CPUの演算「機能」であって、「CPU」そのものではないという点です。

なぜなら、



「CPU」=「脳」



だからです。



■「魂」という言葉にいろいろな意味が出来てしまったのは、世の中には「霊的真理」を知っている人と、知らない人がいる為です。

「肉体」、「精神」、「魂」という分け方は、明らかに「霊的真理」を知らない人による分け方であり、「霊的真理」を知れば、この分け方がいかに矛盾しているかが解ると思います。

具体的には、



1. この「魂」を、「霊の心」という意味で捉えると、「精神」と合わせて「心」の説明が2つになってしまう。

2. この「魂」を、「霊の体」という意味で捉えると、「肉体」と合わせて「体」の説明が2つになってしまう。

3. この「魂」を、「霊」という意味で捉えると、「体」の説明が「肉体」しかないので、「霊の体」の説明が足りない。

4. この「魂」を、「霊の体」と「霊」という2つの意味を含めて捉えると、一見説明が合っているように感じるが、この場合もやはり「2」のように「体」の説明が2つになってしまうし、3つを同じ「分け方」で分けていない、つまり、「肉体」と「精神」と「それ以外」という「分け方」になるので、これはそもそも「三位一体」の「分け方」としてはおかしい。



という事です。



■「霊」という言葉も複数の意味で使用されていますが、ここでは「宇宙の根源的なエネルギー」、「魂」の3の意味で使用しています。

「この世」も「あの世」も含め、この世界の物は全て「霊」で出来ています。

なので、「生物」だけではなく、「岩」も「水」も「空気」も、「地球」も「月」も「太陽」も、「陽の光」も「蜜蜂の羽音」も「千の風」も、全て「霊」で出来ているのです。

例えば、岩は「霊」で出来ていますが、中に「魂」は入っていません。

これで「霊」と「魂(心)」の違いはお解りになるかと思います。



■「進化霊」、「未熟霊」といった使用方法の場合の「霊」は、「魂」の1の意味での使用方法ですが、こういった使用方法は広く行われていますので、「霊」にも複数の意味があるという事を正しく理解して使用しているのであれば、特に問題は無いと思います。

なお、言葉の意味というものは日々変わっていく物ですので、文章を読む場合は、その文章の前後関係から、その言葉が「どういった意味で使用されているのか」を、常に確認しながら読む必要があるでしょう。



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