あなたが「金縛り」に遭っている間、実際には何が起こっているのか?


あなたが「金縛り」に遭っている間、実際には何が起こっているのか?

今回はこの件について、出来るだけ詳しく御説明をしたいと思います。



「金縛り」とは、体が寝ているのに脳だけが目覚めている状態の事で、寝ている時に起こる「金縛り」は決して「憑依現象」ではなく、不規則な生活や寝不足、過労、ストレスなどから誰にでも起こりうる現象で、特に思春期に多く発生します。


寝ている時に起こる「金縛り」は決して「憑依現象」ではありませんが、「あなたが『夢』を見ている間、実際には何が起こっているのか?」で御説明しました通り、全ての「夢」が「心霊現象」であるという立場から言えば、寝ている時の「金縛り」も、当然「心霊現象」の中には含まれる訳です。



つまり、睡眠中の「金縛り」は、心と体のバランスが崩れた時に発生するもの、「肉体」、「幽体」、「魂」のバランスが崩れた時に、睡眠中きちんと無意識の「幽体離脱」が出来ていない状態、つまり意識を伴なった「半幽体離脱」の状態である事が分かります。




私達人間の「思考」は、「幽界」では全て実態のある「物質」(エレメンタル)なのですが、この「半幽体離脱」状態の時も、この「エレメンタル」を体感する事が出来るのです。(「半幽体離脱」状態の時に「幽体」が半分移動している世界は、「物質界」にとても近い「幽界下層界」であり、「幽界下層界」は「幽界上層界」のような、他の人の存在や他の人の「エレメンタル」のある客観的な世界ではなく、自分だけが存在する主観的な世界ですので、そこにある物質も、全て自分が作り出した個人的な「エレメンタル」で出来ています。)

つまり、「幽体離脱」中に起こる幻視や幻触、幻聴の正体は、



幻視 → 霊視したエレメンタル

幻触 → 霊触したエレメンタル

幻聴 → 霊聴したエレメンタル



という訳なのです。

ですので、あなたが「金縛り」は恐ろしい物であると「思考」していた場合、「エレメンタル」はあなたが恐ろしいと思っている存在そのものとして、「幽界」で物質化する事となります。

具体的には、あなたがその時「幽霊」が恐ろしいものであると思っていたら、その「エレメンタル」は「幽霊」として「幽界」で物質化し、あなたがその時「宇宙人」が恐ろしいものであると思っていたら、その「エレメンタル」は「宇宙人」として「幽界」で物質化するのであり、それらは決して本物の「幽霊」や「宇宙人」が現れている訳ではないのです。

という事は、「金縛り」を恐ろしいものと思わずに、楽しいものと考える事が出来れば、その「思考」が「幽界」で物質化し、「エレメンタル」は目の前で、「好きな芸能人」や「豪華な食事」といった楽しい物となって現れてくれるという訳なのです。

私が私のサイト「霊的故郷」の「今 自殺を考えているあなたへ」のページで、人間は亡くなると感情が10倍以上になるという話をしましたが、この「半幽体離脱状態」の時も、体の半分は「幽体離脱」をしている状態な訳ですから、完全な離脱の時程ではないにしても、あらゆる感情は「肉体」に入っている時よりも増幅される為、恐怖感も増幅する事になれば、逆に幸福感も増幅する事となり、「金縛り」中に楽しい事を考えられるようになれれば、「金縛り」はとても楽しい現象に変化する事となるのです。(「思考」と「エレメンタル」の関係は、パソコンの「プログラム」と「3次元コンピューターグラフィックス」の関係と考えれば、解りやすいかもしれません。)



また、この「エレメンタル」は、あくまでも「幽界」で物質化した物ですので、「幽体」の半分が「幽界」に入っているからこそ、それが幻覚や幻聴として感じられるのであり、「幽体」が完全に「肉体」に戻る、即ち「物質界」の方に移動すれば、これらの「エレメンタル」も当然目の前から消滅する事となります。

「金縛り」の時に現れる「幽霊」や「宇宙人」はすごくリアルで感触もあり、一見「物質界」のあなたの部屋に本当に現れているように感じられますが、それはあくまでも、「幽界」のあなたの部屋に現れている「エレメンタル」をあなたが霊視、霊触、霊聴しているだけなのです。

したがって、もしあなたが「金縛り」中、部屋の中を見る事が出来るようなら、是非その部屋の中を良く観察してみて下さい。

部屋の中に1つしか無いはずの本棚が2つになっていたり、壁に貼ってあったはずのポスターが無くなったりしていませんか?

もしそうなら、それはあなたが見ている部屋が「物質界」の部屋ではなく、「幽界」のあなたの部屋(正確にはあなたが「幽界」で作り出した「エレメンタル」で出来た部屋)である、何よりの証拠なのです。



また、「金縛り」が「半幽体離脱」状態であるという事は、意識を持ったままの「幽体離脱」をする練習にもなるという事です。(「金縛り」の時、「うりゃ〜!」と、「幽体」だけを捻るイメージで横に回転すると、「幽体離脱」が出来た、という報告もありますw)



という訳で、「金縛り」に遭った時は、楽しい体験や「幽体離脱」の練習が出来る絶好のチャンスであるという程度に、明るく楽しく考える事が出来れば、もう「金縛り」で恐い思いはしなくても済むようになります。





なお、もしも寝ている時ではなく、完全に目が覚めているのに、まだ「霊」や「宇宙人」が見えているのであれば、それは「幽界」の「エレメンタル」ではなく、物質化した「エレメンタル」か、或いは本物の「霊」や「宇宙人」である可能性もあるとは思いますが、そういうケースは滅多に起こらないと思いますし、少なくともそれらの現象はもう「金縛り」とは言わないでしょう。

またこれとは別に、稀に外出時等に起こる「金縛り」は、本物の「霊」による「憑依現象」である可能性は高いですが、これも滅多に起こる現象ではありませんし、この場合も決してその現象を恐がるのではなく、「幽霊」に対し、「早く成仏出来ますように」と、思いっきり心からの愛の念を送ってあげれば、完全に憑依される事なく、すぐに動けるようになります。

それと、「霊」が本当に物質化しているのかどうかは、辺りに「鹿の角」を焼いたような、鼻の奥がつ〜んとする独特の刺激臭である「エクトプラズム臭」がしているかどうかで、目の前の「霊」が幻覚(或いはインチキ)や霊視なのか、「エクトプラズム」によって物質化した「霊」なのかを判断する事が出来ます。



【追伸】

■「エクトプラズム臭」に関しましては、今後書く予定の日記「『霊臭』とは?」の中でも、詳しく御説明をする予定です。(ちなみに、「霊」が物質化する際の「エクトプラズム臭」自体は「霊臭」ではなく「物質臭」ですので、霊能者でなくてもこの匂いは感じる事が出来ます。)



■「江原啓之」氏は御自身の著書の中で、「幽体離脱」の霊能力開発をすると死ぬ場合もあると述べていますが、私は「幽体離脱」の練習が原因で死亡するという事は無いと考えており、江原氏はあくまでも、安易な霊能力開発に苦言を呈する為に、方便を言っているのだと思っています。



storia」へもどる 2010年の日記」へ 閉じる 江原啓之氏について3」へすすむ

霊的故郷