お礼について


私達スピリチュアリストは、シルバーバーチの言う様に、「霊的真理」普及への感謝の言葉を全て大霊に捧げなければならないのか?

今回はこの問題を考える為に、以下にシルバーバーチが「感謝は全て大霊へ」と述べている主な文章(これ以外にもありますので、全部ではありません)を掲載いたしましたので、皆さんも是非この問題について考えてみて下さい。



「私に対する礼は無用です。感謝はすべからく大霊に捧げましょう。私たちは互いにその大霊の忠実な使者たらんと努力しているのですから」

「シルバーバーチの新たなる啓示」 P49より



「感謝は大霊に捧げなさい。わたしたちはその大霊のために全てを捧げているのですから。わたしたちは大霊の使いにすぎません。ですから、賞讃も栄光も祈りも感謝も、わたしたちが戴くわけにはまいりません。あなたもわたしも、一つの大きな目的のための道具であり、その目的をより容易に、より立派に、そして人をより幸せにするために、お互いの役割を果たそうと努力しているところであることを忘れないように致しましょう」

「シルバーバーチの霊訓――地上人類への最高の福音」 4章 「偶然・運命の気まぐれ・奇跡・偶発事故というものは存在しません」 P118〜136より



「私たち霊団の者は功績も礼も感謝もいっさい求めません。お役に立ちさえすれば良いのです。争いに代わって平和を見ることができれば、涙にぬれた顔に代わって幸せな笑顔を見ることができれば、病と痛みに苦しむ身体に代わって健康な身体を見ることができれば、悲劇を無くすことができれば、意気消沈した魂に巣くう絶望感を拭い去ってあげることができれば、それだけで私たちは託された使命が達成されつつあることを知って喜びを覚えるのです。
願わくは神の祝福のあらん事を。願わくは神の御光があなた方の行く手を照らし給い、神の愛があなた方の心を満たし給い、その力を得て代ってあなた方がこれまで以上に同胞のために貢献されんことを切に祈ります。」

「シルバー・バーチの霊訓」(5) P18より



ここで列席者の一人が「有り難うございました」と言うと、例によってシルバーバーチが自分への感謝は無用であり大霊にこそ感謝しなければいけないことを述べた。そこで別のメンバーが「私たちは一種の習慣として“有り難う”という言葉を使うのです」と言うと、慈父のごとき口調で――

「それくらいのことはわたしも知っておりますよ。ですが、そのつど注意して大霊の摂理の存在を指摘しておかないと、そのうち誰かがわたしを崇めるようになり、またぞろ過去の過ちを繰り返すことになりかねないのです」

「シルバーバーチの霊訓――スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ」 9章 霊は全生命の精髄(エッセンス)です より



――大変勉強になりました。お礼を申し上げたいところですが、あなたは謝辞をお受けにならないことを存じておりますので、本日のことは大霊に感謝申し上げることに致しましょう。

「私が語った教えをお二人が有意義に活用してくださっていることは、よく存じております。が、私自身の教えではありません。私はただのマウスピースに過ぎません。英語をマスターして、上層界から授かった教えをあなた方のお役に立つ形で表現することができることを光栄に思っているところです。」

「シルバーバーチの新たなる啓示」 P97〜98より



以上の文章を読む限り、私はやはり、「霊的真理」の普及活動をしているスピリチュアリストは、「霊的真理」に対して皆さんから頂いた感謝は、全て大霊に捧げるべきなのではないかと思います。



なお、ここに書かれている「シルバーバーチの言葉」は、全て「私自身の言葉」でもあります。
私は感謝の言葉が欲しくてマウスピースをしている訳ではなく、「霊的真理」を普及し、少しでも地球を良くしたいという思いで活動をしているのです。

ですので、もしも私の主張を正しく理解して頂けるのであれば、私に感謝の言葉を述べたいと思うその気持ち分、WFPやHFW(ハンガー・フリー・ワールド)等に寄付をして下さる事を御提案いたします。

私はその方が、皆さんから感謝を頂く事よりも、何十倍も、何百倍も嬉しいのです。

「国際連合世界食糧計画」(WFP)への寄付はこちら
http://www.wfp.or.jp/cooperate/donation.html

「ハンガー・フリー・ワールド」(HFW)への寄付はこちら
http://www.hungerfree.net/join/donate/



しかし、ここで私がいくら「感謝は全て大霊へ」と述べたとしても、皆さんにも「自由意志」がある以上、これを強要する事は「思想の強要」という「利己的な行為」にもなってしまいますので、今後皆さんが私に対して「感謝の言葉」を述べた場合は、その行為自体はしかたのないものと判断し、私の方ではそれらは全て「大霊に対して述べられたもの」という判断をさせて頂く事といたしますので、御了承下さい。



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